産業用ガス

 酸素

● 酸素の物理的性質

酸素は無色・無味・無臭のガスで、空気の約21%(容積比)を占めています。化学的にはきわめて活性が高く、他のものを酸化する(つまり、燃やす)力が強く、多くの元素と化合します。また、呼吸により生物の生命維持に不可欠な役割を果たしています。工業的には、空気を冷却することにより窒素、アルゴンなどとともに分離・精製して製造されます。
● 酸素の物性

化学式 O 2
分子量 32.00
ガス密度 1.429kg/m3(0℃、1atm)
液密度 1.141kg/l(沸点)
比 重 1.11(空気=1)
沸 点 90.2K(1atm)
融 点 54.4K(1atm)
臨界温度 154.6K
臨界圧力 50.1atm、5.05MPa
蒸発潜熱 50.9cal/g、213kj/kg(沸点)

● 酸素の用途
燃やしたり酸化する性質を利用して、鉄鋼業などで炉の吹き込みに使われるほか、鋼材の溶接・切断に、化学分野での酸化反応工程などに使用されます。また、医療分野での酸素吸入、公害防止のための排水処理、ロケットの推進剤など、広範な分野で使われています。