産業用ガス

 ドライアイス

● 窒素の物理的性質

ドライアイスは二酸化炭素(炭酸ガス)を固体にしたもので、-78.5℃のきわめて低温のものです。 ドライアイスは融けても液体とならず、直接気体の炭酸ガスに戻ります。この現象を昇華と言います。 ドライアイスは昇華して気体となると容積が約750倍に膨らみます。 ドライアイスは1kgで約630kJ(150kcal)の冷却力を持っています。 ドライアイスは乳白色で無臭のものです。昇華して出る炭酸ガスは、無色、無臭で、ビールや炭酸飲料の泡と同じものです。 ドライアイスを湯(水)に入れると白煙が発生します。これは昇華した炭酸ガスの色ではなく、湯(水)が霧状になったものです。 炭酸ガスは水に溶けると弱い酸味や弱い刺激性の臭気を感じることがあります。 炭酸ガスは、空気の約1.5倍の重さがあるので低い場所に滞留します。


● ドライアイスの用途
食品分野では、アイスクリーム/冷凍食品、生肉/鮮魚、野菜/果物、練製品の保存および輸送時に利用されています。
工業分野では、ドライアイス洗浄ブラスト、ゴム/プラスチック製品のバリ取り、金属の低温処理などに利用されています。
医療分野では、血液/血清、ワクチン/薬品の保存および輸送時に利用されています。